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想い出にかわる君 ~Memories Off~ 響√感想

前置き

想い出にかわる君 ~Memories Off~(以下想君)響√の感想をしていきたいと思う。 今までは1キャラずつ感想を書いていたが、どうやら想君はそれぞれ2ヒロインが鏡的存在というか、セットらしいので感想もまとめて1記事にすることにする。 




もくじ

攻略時間

響は共通含めて6時間~8時間というところか。 ヒロイン数が多いこともあってか、他と比べると√に入るのは早めだと思う。 BAD(ノーマル?)とGoodの2つがあるが、回収も15分程度で終わる。

ストーリー

簡単にいえば当たり屋「響」がショーゴにターゲットを絞ってケータイを買わせる。 そして、その出会いは恋へと変わった。

言ってしまえばこんなものだろう。 まあ、ひどい

感想

1部

ストーリーの項目でもうバレてるけど、ひどい√だった。

近年は評価しているひとが多いものの、黒歴史と言われたりするゲーム」ととある場所に書かれていたけど、黒歴史でしかない。

想君はこれ自体をMemories Offしちゃってる人が絶対多いよ・・・



メモオフスタッフ本によると公式は黒歴史扱いにはしてません。)




・ラスト直前のカナタがバイクで登場するシーン これなんで律儀にカナタの相手するのかが謎です。 急いでるんじゃなかったのかよ。急げよ。

→「バイクの傷くらいすぐ直るわよ」でショーゴが「( ゚д゚)ハッ!」ってするのかと思えばそうでもないし、早くいけばいいのに「早く行かせろよ!」って内心思ってやがるし。(結果カナタに行けば?って言われるけど、結局猫を動物病院まで連れて行ってるし)


・響のあまりの無知っぷりにも呆れました。

→普通にモノを知らなすぎるというのもあるけれど「アタシお金が欲しい!幸せになりたい!それって悪いことなの!?」と言い出す・・・


お 前 は 働 け



・響がビッチと言われるところもほぼスルーしてます(普通だったらそこを掘り下げないか?)


・響がショーゴを騙してたところも「ごめんって言われれば許してしまう」というアホっぷり。(まあ、それだけ惚れ込んでいるといえば聞こえがいいが)それに、野良犬って?ビッチと言われてるところと関連がある? なぜそこを掘り下げない?



とにかく、ヒロイン・主人公の気持ちも行動もよくわかりません。


・信君も響の正体気づいてたなら早く教えてあげなよw 「響って有名なストーカーだぜ?」 って言うのおそすぎwww

→正直「出会い方はどうであれ~」とか言ってるのもアレなんだけど・・・


・この√だけではないけど、とにかく主人公の気持ちと行動がわからない。 その場のノリで響を豪華客船の旅に行こうとか誘うんですが、電話して「え、そんな高いの?」とか言いつつも予約してそんな金ねぇよ…と言いつつシンと一緒にバイトするっていう。


・カナタとすれ違った時に主人公が昔カナタと付き合ってたからって「おさがり」扱いする響さん・・・(相手が過去に因縁持つカナタだからそうなるのはわかるんだけど)


・行動と発想が頭ハッピーすぎる。メンヘラビッチストーカーフルコンボ。 環もなんか殴られちゃうし・・・

→殴られたのは環だからうまく収まってるけど、他の人だったら間違いなく終わってますよ・・・

あと、お下がりの話からショーゴがモノ扱いされてるというのも大して掘り下げてませんよねぇ・・・
一応話していた大家の娘さんというのがカナタというのははっきりわかりますけど。





・それにしても「すぐ寝る女」は酷いよなぁ・・・というか、年齢からしたら同意であっても犯罪になるんですけどw 16歳フリーター・一人暮らし、親は・・・不明。 どうやって暮らしてるんでしょうね。当たり屋か




・ノーマルEDでは彼女からエアメールが届くのですが、何で海外?金はどうした?当たり屋かそもそも一人で海外に行けるとはとても思えない・・・


・毎晩解析不能の夢日記メールを送りつけられるという、ストーカーまがいのことをやられている状況を、むしろ進んで受け入れられる主人公は一体何者なのか・・・ そして、夢日記を押し付けられそれを解読できる主人公すごい。

終いには
「電車を押すと早く着く気がする」

と言って主人公も先頭車両で電車を押し始める・・・ まぁ、ある意味お似合いのバカップルですね。この主人公のぶっ飛んだ思考形態についていけるプレイヤーは、あまりいるとは思い難い「想君良作派」でしょう。



・主人公がその当たり屋に弁償しろって言われて普通に買ってあげるのがまたな・・・w 後半で最初持っていたケータイは中身の無いモックだとわかるんですが、それなら響は新規契約でケータイを買うことになりますよね。 だって、ケータイ持ってないんですから。 そこらへんガバガバですなぁ・・・



・一番クレイジーな話だなって思ったのが「電車を押すと早く着く気がする」ですね。 (ちなみに、このサイトの響の項目でも同じように批判されています) 
想い出にかわる君 ~メモリーズオフ~ - rurudorufu’s diary
響が最初にその話をするんだけど、それに共感する主人公も・・・w 控えめに言って頭が相当お幸せだと思う。

2部


終始思うのは「ショーゴ君大学休み過ぎじゃね?」ってこと。 

この時代だからまだガバガバなのかもしれないけど、1ミリも大学に行かないのはまずいでしょ。 大学に知り合いがいてノートを貸してくれそうってわけでもない。出席がないからってレポートの内容もわからないんじゃ書きようがないだろうに。 

カフェが起点にせざる負えないとはいえ(全員が大学生とかではないから)ずっとカフェにいなくてもいいんじゃない? よく企画通ったな。これ。 ってか、シナリオチェックしてないでしょ。



響の「やったった」や「ちっがうよぉ」は終始イラッ☆っときた。 馬鹿なヒロインだとは途中から勘づいてたけど、「電車を押せば早く着く気がする」を代表についていけない思考と展開が多かった。

他ブログの解説を見たが、要は「常識にとらわれないモノの考え方」ということが言いたいらしい。 だけど、常識というのは大多数の最適な行動がそれなわけで・・・ それから外れた場合がいいこともあるけど、これじゃただのアホ。


シンさんもこの√では「なんだかんだ憎めないキャラ」というよりは「うざったいし、アドバイザーでもない」という感じがした。



掘り下げるべきところを掘り下げないで問題もあやふやスルーで終わり。 これでは問題視されてもしかたのないように思う。「Memories Offがサブタイトルなのは内容を冒険しているから」とあるが、冒険以前のような気がしなくもない。 



まあ、残りの√やカナタ√で救いがあるのを期待するが、ちらっと覗いたレビューを見てその希望すら打ち砕かれたが。

→ありませんでした!


その他のキャラクターについては特に触れることがない。 まあ、これから進めていけば触れることもあるだろう。



音緒ちゃんがバイトするシーンでマグローが音緒ちゃんに好意を持っていそうな感じのシーンがあったんですが、どうやらマグローは環ちゃんも好きなようで終盤姿が見える際に「マグローの家にいる」ということが分かる。 (そもそも捜索願が出されてないことやいろいろおかしいところはあるにしろ)マグロー家も何も思わないんですかね。(ここは環√で分かる) 

大体その前、トビーが消えた際も環ちゃん「橋の下とかで寝てる」って答えてるのやばすぎじゃないですかねぇ・・・


楽しむためにゲームをやる。 これは大前提です。感想を書く際も良い点を書こうとしています。 しかし、今回は良い点を見つけるのが難しいくらいすごいシナリオでした。 あえて言うならば「1の唯笑・ 小夜美さん、2の静流さんがでてきたこと」と「1の唯笑ENDの実質的アフターストーリーが少しだけ垣間見える」だろうか。 

→と思ったけれど、小夜美さんをこの作品で嫌いになりそうになりました。 とにかくうざかった。 1ではそんなことはないのですが・・・


まとめ

ここまでひどいのは初めてでした。「Memories Off」でなかったら間違いなくやってませんね・・・ この企画にGOを押した当時のKIDはどういう考えでGoしたのか。

この√を評価するなら・・・Eです。 

合わせて環√の感想も御覧ください。


2015/11/05 投稿

2016/09/26 加筆修正して再投稿