さて、メモリーズオフ6 Complete内の「メモリーズオフ6 〜T-wave〜」が終わったので総評を書いてNRへと移りたいと思います。
もくじ
プレイ時間と攻略順
約60時間程度
攻略順はクロエ→結乃→黎音→智紗→りりすです。
BGM&曲
BGMはいい曲が多いものの心に残ったものはそれほど多いとは言えないですね。
OPやボーカル付きの曲のレベルは高くてどれも名曲ですね。
特にりりすtriangle√OP「君の事」と智紗triangle√OP「蒼い星」は名曲過ぎて辛い・・・
唯一惜しいのは「蒼い星」の歌詞がりりす√の事を指しているミスがあることですね。(ラジオ聞いてるのはりりすですので。)
演出&システム
2008年当時としては文句ないレベルのシステムじゃなかろうか。
演出はりりす√のライブシーンや各EDへの入り方など良かったように思う。
ライブシーンはフルアニメーションであればよかったが。
後、智紗√の「あのね」でEDに入る流れはとてもよかったと思います。 あれはちょっと卑怯だな。(過度な期待をさせるという意味でも)
シナリオ評価
クロエ キャラ:A+ シナリオ:B+ 総合:A
結乃 キャラ:A シナリオ:A 総合:A
黎音 キャラ:B シナリオ:A+ 総合:A
智紗 キャラ:S シナリオ:B- 総合:A
りりす キャラ:C シナリオ:C+ 総合:C+
基本的に高評価となっております。(なぜか総合部分だけ揃えられない・・・)
想君効果・・・が及んだのも上の3人まででした。智紗√は(メインヒロインとしても)シナリオの出来が良いとはいえませんでした。 評価はキャラの良さが引き上げている形ですね。
しかし、りりす√はなんというか・・・総合でC+を付けるのにも正直悩みました。 キャラが・・・アレだし、記憶喪失の嘘やりりすの行動の理解が・・・出来ない。 また、シナリオ面も智紗√で感じていた引き伸ばしをより悪い形で体感させられたので結果評価が一番低い結果となっています。 想君に次ぐダメさかもしれません。
キャラクター感想
メインキャラクター
・嘉神川 クロエ(CV後藤邑子)
メモオフ6では一番人気が高いと思われるヒロインですね。
クロエ先輩かわいい・・・
クロエ√ではなぜ志雄を頼って来たのかわからないが、志雄が「今日も俺のとこに泊まっていってください!」
と言った後のクロエ先輩の「えっ・・・」とか後藤邑子さんの演技力の高さがクロエ先輩の魅力を高めてくれていましたね。
クロエ先輩√のシナリオは決して手放しで良いとはいえないものの、キャラクターの良さがクロエ先輩√の評価も引き上げています。
・春日 結乃(CV宮崎羽衣)
年下妹系ヒロイン。 シナリオも途中兄妹?という感じですね。
まあ、なんで神奈と喧嘩別れしたままなの?とかシナリオの疑問点はあるものの、シナリオはギャルゲーとしては悪くなかったと思われる。
キャラも攻略後には好きになるくらい良いキャラでしたね。結乃は一番・・・というか結乃は顔芸が多いw表情豊かでそこもよかったですね。宮崎羽衣さんもぴったりで結乃の魅力が高まってたと思います。
・鈴代 黎音ほんとは稲穂鈴(CV 田中理恵)
年齢差お姉さん系ですね。 年上すぎて好みではないので攻略は後回しになってましたが、それはちょっと間違いだったかなと攻略後思わされました。 トータルで考えても一番シナリオがいいのは黎音じゃなかろうか。
田中理恵さんのクリア後のコメントは面白かったです。
志雄が仮お付き合いをする相手。おとなしめヒロイン・・・かとおもいきや、自分が振られて成長をしたり、黎音√では志雄に対し怒りを表したりしたヒロインでした。
「塚本くんと一緒にいられるから」
「塚本くんのこともっと好きになれたよ」
「ここが志雄くんの部屋なんだなって改めて思っただけ」
「私の思った通りの人だったもの」
「一緒にいる。それだけで嬉しいの」
等とても良い娘だな・・・と思わされる発言が多くて良かったです。
健気さも
「まだ、終わってないから・・・」
「もう奏雲祭まで少ししかないけど・・・私、頑張るから・・・」
「今までありがとう。苦しかった時もあったけど・・・やっぱり、本当に楽しかった」
という言葉から伝わってものすごくよかったです。 平野綾さんの演技の高さがかなり活きていたヒロインだと思わされます。
ありがとう。平野綾さん。
・遠峯 りりす(CV新名彩乃)
幼なじみなヒロイン。 りりす√での行動や言動は・・・うん。あまりほめられることがないです。
新名さんは歌がとてもうまく、歌っている曲はどれもいい曲に仕上がっていますね。
・塚本 志雄(CV藤原祐規)
もはや説明不要?メモオフシリーズ2人目の理系主人公・・・らしい。 結乃√くらいでしかそれを活かされた感じはなかった気がしますが・・・ まあ、それは些細な事ですね。
クロエ先輩√での一人で解決・・・は些細なこと。メインの智紗&りりす√での突然のクズ化はとても・・・
智紗√では「想いを実感するのが遅い」というね。 「智紗が一緒にいなくて寂しい」とか途中の段階で思うのに、好きって気がつくのが遅すぎる。 まあ、これはギャルゲ・エロゲ主人公によくある「鈍感だから・・・」と思えば無理やり理解はできるだろう。(納得は出来ないけど)
しかし、りりす√の志雄君は・・・なんですか。 りりすへの想いを自覚したのに、智紗を避けるだけで関係の清算をしない。それどころか
「自らの気持ちを何故智紗に言わない?」
という亨の問いに
「言えるわけがないだろ・・・。そんなこと言ったらきっと箱崎さんはすごく傷つく・・・」
というクズ発言。 関係を継続できるわけでもないのに「相手が傷つく」という理由で終わらせることをしない。 そのままでいるほうが傷つけているというのに・・・ ありえないですね・・・心底智紗好きとしてはため息しかつかない言動や行動をしてくれました。
ただ、まあNRでの志雄生徒会長は楽しみですね。
まとめ
いいキャラクターがシリーズの中でかなり多かったと思いますが、それを活かせるシナリオがなかったなと思います。 キャラは良いのに、シナリオのせいで「・・・」となっている感じです。
特にメイン√の出来が特に良いとはいえず「荒削り」と呼ばれる理由をより感じさせられました。 まあ、今思うとその問題点は次作の指切りの記憶にある程度は活かされてたと思います。(代わりに他の問題点がある気はするけど)
様々な問題点があるものの、癖が大きくない・魅力のあるキャラクター・セット版の存在により楽しみやすさアップ・PS2やPSPや箱360など様々な機種で発売されたためプレイのしやすさ。など初心者におすすめしやすいかな?というゲームですね。 シリーズファンにはやはり不満があるようですね。そりゃそうですが。
メモリーズオフ6 〜T-wave〜 評価:A
シナリオはいいとは言えないものの、キャラの良さやNRでいろいろ回収されると信じてA評価とします。