やっとPS3がまともにプレイできる状態になったので、メモリーズオフ6 Complete内のメモリーズオフ6 〜T-wave〜をプレイ開始しました。
攻略順に悩んだものの、本能がクロエ先輩を選んだので1番目はクロエ先輩です。
また、文章構成を試験的に変更して書いています。
もくじ
攻略時間
共通含めて10時間ほどで終わりました。
ストーリー
文化祭の準備作業が始まってる中、公開処刑のようにみんながいる教室の中で(仮のお付き合いとはいえ)智紗ちゃんを振る志雄君。「傷つけたくない」そう思って振ったらしい。(まあ、ここは共通なので共通のライターが悪いのだけど) 志雄のその心の向く先は例え憧れと言われようが、クロエ先輩だったのだ。
そんな中突然クロエ先輩が志雄の家にやってきて「3日間だけ泊めてほしい」というお願いをされる。 志雄はそれを了承し、泊めることになった。(NRで出てくるらしい妹は?と思ったけど、一応家政婦さんが来るような様子が予想できるシーンが後で出てきます) その後数日間先輩との生活が続きます。 しかし、幸せも長くは続かなく先輩は家へ戻る時間がやってくる。
志雄が勇気を出し、同居生活は延長線へと突入する。(この後合鍵も渡す) そんな中でクロエ先輩の志雄への想いも募っていく。 しかし、智紗との決着が着いたわけではなかった。 久しぶりにりりす・智紗・亨・志雄で昼食があり、それで決着がついた。(まあ、その後の智紗の想いが・・・)
そんな中文化祭の最後の予算の調達先であり、クロエ先輩の実家のライバル企業の会社に予算交渉をしに行くことになる。 クロエ先輩一人に生かせればBAD、引き止めて明日志雄一人で行けばGoodとなる。
資金調達のおかげか、クロエ先輩の余興のおかげか無事に文化祭・後夜祭行われ、改めて思いを確かめ合ってキスして終わり。
感想・評価点
文化祭・後夜祭関連
クロエ先輩が数日いなかった時、なぜ志雄が会長代行作業(まあ、判断できるものだけみたいだが)をしてたのか。副会長いないの? まあ、実質的ナンバー2だったと考えれば現場を指揮ってもおかしくはないのだが。
しかし、代行しているにしては次の日その作業してないし、どういうことなの・・・ まあ、ここらへんは共通だと思うので共通のライターがまずいかな・・・(後述の引用部分で志雄が認められている。という点からも志雄が指揮るのも多少は説明の補強となるか)
予算の具体的な額が提示されないため、微妙な気持ちで眺めていた。 大学じゃなくて高校なんだから予算はそれほど高くないと思うのだが、一体どれだけの身の丈に合わない予算編成をしたのだろうか。元実行委員長のせい・・・なんだろうか?(多分制作側もそういいたいのだろうけど)
そして、最後の予算交渉の志雄の行動は別にいいと思うんですけどね。 「俺にも背負わせてくださいよ」というのの現れだと思うし。 ただ、一緒に行って成功させた後一緒に背負う意志を出したほうが良かったかもしれないとは思う。
キャラクターについて
志雄・クロエ先輩について
「誰も傷つけず、嫌な思いをしない」というのが絵空事と認識しているのはとてもいいこと。 しかし、それなら智紗を仮のお付き合いとはいえ、教室でみんなが見ている中振らなくてもよかったのでは?
なぜクロエ先輩はそんな家を空けられるのだろう。 NRでは妹が出てくるらしいけど、どうしてたんだろう・・・w(ストーリーで触れている通り家政婦さんが来たのだろうけど)
なんで、エプロン姿のクロエ先輩CGがないの?おかしくない?
あと「晩ご飯」とかじゃなくて、「お夕飯」という言葉を使うクロエ先輩最高ですね・・・
3日間のお泊りが終了したとき、駅で志雄が「今日も俺のとこに泊まっていってください!」
と言った後のクロエ先輩の「えっ・・・」っていう嬉しそうな演技すごいよかったです。 さすがゴトゥーザ様です。
志雄が裁縫の際怪我した時にクロエ先輩が指をくわえたのは良いシーンだったかもしれない。
クロエ先輩の「もう一人じゃない」や「塚本のこと片腕に思ってる」発言はシーンが違うってことを考えても信頼の現れですね。 志雄が寝てる時「ありがとう志雄」ってまだ名字呼びの時にしているのが証拠でしょう。(このシーンよかった)ん・・・?これがもしかして完成性の変化を表している・・・? いや、それにしてはイベントの内容がちょっと違うか・・・?
「バレてましたか?」「バレてましたよ」という、志雄とクロエ先輩の夫婦感あふれるシーンもとってもよかった。
りりす・智紗について
公開処刑のように智紗を振ったのにりりすから
「智紗・・・お礼しか言わないのよ。」
「短い間だったけど、幸せだったって。夢がかなって、よかったって」
って言ってくるのすごい罪悪感誘ってる。これはいいポイント。メモオフしてる感がある。 それで、志雄がぐだぐだと言い訳せず「ごめん」としか言えないのも仕方ないね。 想いはクロエ先輩に向いてたわけだし。
その後の教室での
「教室を出る時背中に視線を感じたけど振り返らなかった。」
という志雄の思いが描かれてるのもいい。 確実にこれ智紗の視線でしょうからね。 そして、4人での昼食の後、志雄が去った後の智紗の泣き声を聞かせてくるのはズルい・・・そして、トドメに「やっぱり好きになってよかった。そう思えるから」が来るのである。素晴らしい。
クロエ先輩の好き嫌いの多さはかわいかった。 あんだけ、完璧っぽいのに子供っぽいというか。かわいらしいです。 特にピーマンの肉詰めを出された時の「わかってます」がすごかった。 それも伏線というか、重要な設定の1つだったというのも面白かった。
その他
さり気なく裏で少し流れるラジオに「クイクイ星人」ネタを入れたのはナイスだった。
亨の
「人はどこにだって行ける。 道無き道を行ったって、歩いた後には道ができている。だから、弱気になることはない」
という台詞があるのは素晴らしい。 信の存在感が薄かったが、その分亨が活躍していた。
エンディングについて
クロエ先輩役の後藤邑子さんも言っておられることなのですが、BADエンドの出来がいいですね。手紙を使った演出・・・最高でした。 また、食事を用意していなくなるというのもクロエママと似たようなこと行動をしているようで、少し違うってのも面白い点ですね。 これはGoodエンドでわかった要素ですが。
反面Goodエンドでは物足りない感がしたのも事実です。 しかし、あの後夜祭の中で思いを確かめ合ってキスをするというエンディングは良かったと思いますよ。
問題点
ここで、問題点を整理しよう。
まず、「志雄が文化祭の委員に選出される」という点。 普通に考えれば生徒会以外から選出されるはずです。(生徒会は必然的に動くはずだし、志雄はどちらにせよ文化祭に関わるはず。) 恐らく、文化祭に積極的に関わらせるためとかだと思うのだけど、そこまでする必要あったかなぁ・・・ まあ、これは些細なことなのでそれほどのマイナスではないのですが。
次に「クロエ先輩がいきなり志雄を頼って家に来る理由が薄い・家をあけている間のことに対する説明がない(または、描かれていない)」 前者は最初から好意があったとしか考えられないですよね。 後者は一言「誰も居ないわ」とかがあればいいと思うだけに残念です。多分家にはだれもいないんでしょうけど。 志雄のとこに頼ってくる理由はNRの最後で明かされます。
前述の通りシナリオの起伏が少ない。 大抵のギャルゲでも「(ゲームが始まってからしばらくして)恋人になる→問題→問題解決」だと思うのだが、盛り上がりが足りない感じとなってしまっていた。 BADのほうが好きというのも、ソッチのほうが盛り上がってるように感じているからというのが大きい。
智紗を振る場所が教室なのは酷。 普通に呼び出して「ごめんなさい」には出来なかったのだろうか? 歩きながらにしようとか言って、智紗も「なんとなく・・・分かってた」とかじゃだめだったんでしょうか?
文化祭の予算が足りないというのはいいのだが、具体的金額も提示されないなど文化祭に関する設定に粗があると評さざる終えない。
「最後の予算交渉での志雄の行動」は前述の通り個人的には気になっていません。これより改善は可能とは思っていますが・・・
また、感想見ているとちょくちょく「~それから~」のりかりんっぽいとか、劣化りかりん√という評価を見ます。 シリーズである以上比較は避けられませんが、クロエ先輩の可愛さというのはりかりんとはまた違った良さがあると思うのですよ。 単純に劣化などと言ってほしくないですね。
嫌いな食べ物ネタはうまく活かしていたと思います。 しかし、フランス人母ネタは活かせているかと言うと・・・ この部分はNRクリア後に加筆していますが、そちらを踏まえてでも別にフランスである必要があるかといいうと・・・
BAD>Goodのように感じる点
エプロン姿のクロエ先輩CGがない。
これは大きいです。
まとめ
「問題点」にある通り少々難ありと言えるシロモノではあるが「ギャルゲー」としては合格点です。しかし、「メモオフ」として見た場合は若干難しいかもしれません。
トータルでクロエ先輩√はプラス>マイナスと思ったため、個人的には満足です。
キャラ:A+ シナリオ:B+ 総合:A
と致します。(結乃√後評価を下方修正)
最初にある通り文章構成を試験的に変えているため見づらかったかもしれませんが、読んでくださってありがとうございました。