無印マブラヴ+マブラヴオルタネイティヴPC版についての感想です。
もくじ
マブラブ編
EXTRA共通+純夏√
途中の球技大会までは「あ~これはオルタやるまでに心くじけちゃうわけだー」という感じの何の面白みもない感じですね。
というか、旅行にいくまでは特につまらない・・・
旅行に行ったら冥夜との鍾乳洞イベ・純夏とのお風呂イベでヘタれる主人公を見て、その後のバスでヘタれる主人公を見て「おいおい。」と思いました。
が、それほど引っ張らずゴールインしたので安心。 ギャルゲー移植するのを前提にしたかのような後付感のあるHシーンを経て終わり。
正直何も特筆することはない。 (今からすると)面白みのない平凡なギャルゲーと言った感じ。 もちろんこれだけではプレイする価値はほぼないと言ってもいいんじゃなかろうか。
・壬姫√
「壬姫の上がり症を治して看板を守れるか」というのが話の核でした。 「どうせうまくいくんだろ」とか思ったりしたけど、意外に失敗。 しかし、看板をかけるというのは冗談で壬姫の成長のために仕組まれていたことが分かる。
話そのものは特に盛り上がりの欠ける感じだったけど、意外な展開は楽しめたと思う。
しかし、 無駄に白いパンモロと道場エッチは微妙かもしれない・・・
・慧√
途中までは「あれ?茜√って言えるんじゃね?」と思ったけど、別にそんなこともなかった。 ちゃんと、慧が前に出てきます。
エロゲだから明確に何歳とは描かれませんが、白陵柊入学前からの付き合いという話ですから中学生の頃から医大の兄ちゃんと付き合ってた(もしくはそれに等しい関係)だったということですよね。すごいな。これ。
最終的に病院のベッドの上でエッチする二人。 「先生!シーツ汚したのこいつです!」
・千鶴√
途中まではほんとつまらない。 いや、胸糞と言ってもいい。 あんな程度でここまでの騒ぎになるか???という感じ。(頭良い高校設定だったから今考えると全くもって切り捨てる程でもないか。)
ただ、指導室での事実上の告白のシーンからは面白かった。素直に笑ってました。
ただ、その後教室でエッチするのは・・・と思ったけれど「これも千鶴が変わったことの証なのかなぁ」と思いました。
眼鏡外した千鶴さんは普通にかわいいし、いいお嫁さんパターンだと思いました。キャラデザさえ古くなければ・・・
・冥夜√
基本的に共通+一部純夏 という感じ。 途中まではデートを除きほぼ純夏と一緒。 例の木の辺りから変わる。
タカハシが御剣本家に車のまま突っ込むのは笑ったw
特に癖もないいい√だったと思います。
EXTRA総評
いくら古いとはいえいささか面白みにかけるゲームだった。 まあ、あくまで前座なんだろうけど、ここで断念したという人が多いのも頷ける内容でした。
UNLIMITED編
EXTRAの感じから一転して絶望世界に放り込まれます。 面白いです。 元の世界との違いを次々に出されて戸惑いもしたけど変わらない部分もあったりした所が。
物語が進むにつれてタケルは成長し、この世界に順応し、立派な兵士として成長していきます。
その中で気になったのは冥夜との命令違反をしてのおばあさんの住む家を助けようとした話です。
「理解できないな~」とは思いました。
が、冥夜というキャラクターを考えれば「理解は出来ないけど納得はできる」と思えました。
後思ったのはEXTRA世界(A世界)が基準と考えて、アンリミ世界はB世界に放り込まれたタケルがB世界を救えなかった話(事実上のBADENED)なのかなと思いました。 散々ED手前で言ってますしね。
(今思えばこれは正解ということか。)
一番気になったのが「どのENDでも配役が変わっただけで同じストーリー」なこと。 それであればEDは冥夜だけでよかったのでは・・・? さすがに先生ENDは必要ですが。
UNLIMITED編総評
終わり方が単調で飽きるが、基本のストーリーはよかったと思います。
マブラヴオルタ編
結論から言いましょう。
「あまりいいとは言えなかった」です。
何か近いものがあるなーと思ったらEVER17と近いんですよね。 期待値が高くて、シナリオの完成度も割と高いのに面白いとは感じなかったという点が。
※EVER17自体は”ネタバレなし”でやるとかなり度肝を抜かれるゲームです。 上記で面白くないかのように言っていますが、プレイする価値はありますのでDMMなどで購入してプレイしてみてください。「ADVの名作」と呼ばれているほどです。
じゃあ(極端かもしれないけど)「クソゲーか?」と問われるとNoなんです・・・が、順を追って感想を述べていこうかと思います。
序盤
いわゆる「つよくてニューゲーム」状態。 前の週引き継いでるからステータスは正規兵並です。
記憶も保持してるんで、アンリミで起きた「オルタネイティヴ4に邪魔になるような事件」は起こらないようにしたりします。
後はエクストラ世界に戻って数式回収したりします。
((´-`).。oOまさかあの授業中の数式が伏線とはだれも思わないやろ・・・)
中盤
クーデター編はマブラヴ無印やっていると「あー」って思う点はあった。 まあ、大したことではないけれども。
今度は「BETA先輩ほんと気持ち悪いですね・・・」と思っていたのもつかの間。Google先生に「マブラヴ まりもちゃん」と検索すれば出てくるあのシーンになります。
正直グロすぎて「やべぇよ・・・やべぇよ・・・」でした。
なんというか、しばらく脳裏について離れなかったです。 ショッキングすぎる。コンシュマー版だとどうなってんだ・・・あれは・・・
バラバラになったまりもちゃんをかき集めたりしていたらしいデスネ・・・
さすがにきつい。
まりもちゃんの死に耐えられなかったタケルちゃんはエクストラ世界に戻ってしまいます。 が、そこには「平和」や「日常」なんてものはなかった。
こっちでも優しくしてくれたまりもちゃん。しかし、翌日まりもちゃんはひき肉にされてしまいます・・・
(マブラヴは人がよく死ぬとは聞いていたけど、同じ人を2回も殺すとは思っていなかったのでショックは2倍)
でも、それだけにはとどまらない。 周りの奴らから自らの記憶が消えていく・・・
トドメは「体育館での下敷き事件」ですね。 他の感想見てなるほど~と思ったけど、あの純夏もダルマ状態もしくは植物人間状態なんでしょうねぇ。 先生結構ぼかしてたし。
純夏は忘れてない?と思ったけど、純夏は記憶が消えていることに気がついて必死に日記を読み返して普段通りに振る舞おうとしていました。
因果導体になってしまっていたタケルちゃん。それを断ち切るために再びオルタ世界へ戻るタケルちゃん。
(ここらへんはアニメダ・カーポⅡS.Sを思い出しました。 アレの場合も写真見たり、日記見なおしたりして必死に義之のことを忘れないようにしてたなぁと思い出しました。もちろんこっちが後発ですしグロくもないですが)
終盤
甲21号作戦でやっと軍隊がぞろぞろ見えたりして面白くなってきいました。
作戦開始前で隊長と柏木と話すわけですが、「これめっちゃ死亡フラグやん・・・絶対次の作戦で二人死ぬやん・・・」と思ってたら案の定二人は死んでしまいましたとさ・・・ ついでに機体とハイヴ含めてボーン。
次は速瀬 水月が隊長となった「横浜基地防衛戦」です。 まさか近くまで穴が掘られていたとはね・・・ 防衛戦を構築するものの、かなり追い込まれる横浜基地の皆。
純夏の提案により反応炉を停止させようとすることになったが、結局行くのは遥でした。
この作品一番のお気に入りキャラでしたが「死亡フラグには勝てなかったよ・・・」という感じで小型のBETAにやられてしまいます・・・
それだけじゃなく、賢くなったBETAに爆弾の遠隔起爆装置だけを破壊されたので手動で爆破するために散った速瀬隊長。
最終決戦である桜花作戦時にはすでに元訓練小隊の人員しかまともに稼働する奴はいないという事態に・・・
そして、その桜花作戦でもガンガン味方は死んでいきます。(もうこんなに死んでる以上生き残るほうが難しいな・・・とは思ったけど)
あ号に到達した際はすでに冥夜以外は死んでいるという事態に・・・悲しいなぁ・・・
機体が乗っ取られたり冥夜が乗っ取られたりするわけですが、タケルちゃんは最後の最後まで撃てなかった。 まあ、これがタケルちゃんですね。
不満なのはあ号目標からあまり「BETAとは何か」というのがわからなかったところ。
いや、ある程度は喋りましたよ? けど、あれだけじゃなんかしっくり来ませんよね。 1つのゲーム。いや、2つのゲームを終えた身としては。
基地にオートで帰還した後、霞から解説が行われます。
反応炉壊した時点で純夏のタイムリミットが近かったこととか、純夏と結ばれた結果因果導体ではなくなっていたことなど。
見送りの際に霞が告白したりしたのは微笑ましかったかな。
・ファイナルエピソード マブラヴ
エクストラ世界に霞や悠陽が加わり、なぜか美琴も女性になって出てくる超平和世界。
その他
そういや桜花作戦のシャトル打ち上げシーンでまりもちゃんの写真抱えてたことが「あんな事言ってたけど、やっぱり夕呼先生にとってとてもとても大事な存在だったんだな」と深く思いました。
あと、BETAによる拷問シーン。これは結構きつかった。 最後には脳髄に直接電気送り込んで快感に溺れさせてたとは・・・
最後までやると「マブラヴ」の意味も分かる。 要は「本気で愛している。タケルちゃんを。」ということですね。
愛故に・・・愛しすぎて(無意識でも)他のヒロインとくっついたらループ。 こいつは・・・すごい。
無印マブラヴをプレイしているから楽しめる要素があるのは事実。 無印とオルタ世界の関係や立ち位置の違いは振り返って考えると中々面白い。
が、無理に両方やる必要もなかったと思う・・・ やれれば良い要素ではあると思いますが。
まとめ
内容を整理しているとなかなかいいゲームだったように見える。
しかし、1本道とはいえ長すぎるしマブラヴ無印含めてやってるとさすがに長すぎて・・・
まったく面白く無いとは言わないんですが、プレイして「やってよかった!」と思う面白さを感じ取れませんでした。
もちろん、オルタ世界で純夏が00ユニットというのは衝撃だし「純夏の愛」の成す技はとても予想していたものではなかったけれど、これまでの評価を覆せるほどではなかった。
結論付けると「いいとも悪いとも言えないゲーム」でした。 終わり!